横暖ルーフとスーパーガルテクトは、どちらも断熱材を組み合わせた軽量な金属屋根材です。名前だけで選ばず、構造・見た目・保証・工事全体の費用を比較するためのポイントを、動画の順序に沿って整理します。
まず正式な商品名をそろえて比較する
横暖ルーフはニチハ、スーパーガルテクトはアイジー工業の商品です。どちらも鋼板と断熱材を一体化した屋根材で、動画では重さを約5kg/㎡と紹介しています。軽量性と遮熱・断熱を考えた構成が共通しています。
ただし、横暖ルーフにはS、αS、プレミアムなどの違いがあり、スーパーガルテクトにも塗装仕様などが異なるタイプがあります。シリーズ名だけを見て比べると、グレードの違う製品を比較してしまいます。ここでは主に横暖ルーフSと通常のスーパーガルテクトを比較し、αSとの違いにも触れます。
厚みの数字は断熱材が全体で均一という意味ではない
動画では、横暖ルーフSは硬質ウレタンフォームを使い最大厚さ12mm、αSは最大17mmで接合部分の気密性にも配慮した構造と説明しています。スーパーガルテクトはポリイソシアヌレートフォームを使い、最大厚さ16mmです。
これらは製品の最大厚さであり、屋根全体に同じ厚さの断熱材が連続するという意味ではありません。また、数字が大きい方なら室内が必ず涼しくなるともいえません。建物側の断熱、換気、屋根の色、施工方法を含めて検討することが大切です。
表面の質感と色はサンプルで見る
通常のスーパーガルテクトは、細かい凹凸感のあるちぢみ塗装を採用しています。横暖ルーフにも仕上げの違う商品があるため、シリーズ内のすべてが同じ見た目ではありません。
画面やカタログだけでは色や質感が伝わりにくい場合があります。候補のサンプルを並べ、外壁との組み合わせや光の当たり方による印象の違いも確認すると選びやすくなります。
保証年数だけでなく、対象と条件を確認する
動画では横暖ルーフSと通常のスーパーガルテクトについて、塗膜15年、赤さび20年、穴あき25年という保証を紹介しています。保証する症状、地域や環境の条件、申請・登録などの手続きを含め、採用する製品に適用される最新の条件を確認してください。
塗膜の保証と色あせの保証は同じとは限りません。フッ素塗装の商品では変色・褪色の20年保証に対応するタイプもありますが、商品ごとに対象を確認する必要があります。穴あき25年保証も、25年間点検が不要という意味ではありません。
メーカーの製品保証と、施工会社の工事に対する保証は分けて確認します。何かあったときに誰へ相談し、何が対応対象になるのかを書面で把握しておきましょう。
材料単価ではなく、工事全体の条件をそろえる
費用比較では、屋根面積、商品の正式名称、防水シート、棟板金、足場、下地補修をそろえて見る必要があります。一方の見積もりだけ足場が別料金なら、そのまま総額比較はできません。
『金属屋根』とだけ書かれている場合は、製品名と仕様を確認してください。本体、付属部材、施工費を分けて見ると、価格差の理由を理解しやすくなります。
今の屋根に施工できるかを先に確認する
屋根の状態、勾配、下地を調べて、施工可能な製品や工法を絞ることが最初の段階です。カバー工法が可能かどうかも現地確認が必要です。
そのうえで、断熱への期待、色と質感、保証、予算の優先順位を決めて比較します。人気のある商品名だけで決めず、自宅に合う工事内容とセットで選びましょう。
参考:ニチハ:横暖ルーフS
出典:マックスリフォームチャンネル「横暖ルーフとスーパーガルテクトは何が違う?構造・見た目・保証・費用を比較」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。