海に近い建物で注意したい塩害と、屋根材・外装を選ぶ際の考え方を紹介する動画です。動画内の製品紹介に加え、沿岸部では使用条件と保証対象を個別に確認する必要がある点を補足しています。
潮風の塩分が、金属の腐食を進める
屋根は雨や紫外線にさらされますが、沿岸部では潮風の影響も受けると説明しています。金属部分の腐食が進むと、屋根材の穴あきや部材の破損につながるおそれがあります。
海からの距離だけでなく、風向きや周辺環境も確認し、材料を選ぶ際に立地条件を伝えることが大切です。
屋根以外にも確認したい5つの場所
動画では、金属屋根、玄関ドアや雨戸、柵や手すり、鉄筋コンクリート、エアコンの室外機などを挙げています。見た目のさびだけでなく、固定部や機器の機能への影響も点検するという内容です。
コンクリートのひび割れや剥落は、内部の鉄筋腐食と関係する場合もあるため、外装を塗るだけで判断せず、状態に応じた調査が必要です。
洗浄と点検は、素材・設備に合う方法で
付着した塩分を落とすための水洗いと、早期の点検・対処を動画で勧めています。ただし、屋根上での作業や電気設備への散水を自己判断で行わないでください。
材料や設備の取扱説明に沿った清掃方法を確認し、高所は専門業者へ相談します。点検や塗り替えの時期も、一律の年数ではなく現地の状態で判断します。
塗装と材料交換を、腐食の程度に合わせて検討
動画では塗装で表面を保護する方法と、屋根材を交換する方法を挙げています。腐食が深く進んでいる場合は、塗装だけでは元の強度へ戻せないため、下地や部材の交換も含めて検討します。
アルミ、ステンレスなど材料の候補にも触れていますが、金属名だけで塩害を受けないと判断はできません。製品の仕様と周囲の金属との組み合わせも確認が必要です。
動画で挙がる3つの屋根材
スーパーガルテクト、横暖ルーフ、スマートメタルを候補として紹介しています。軽さや表面の保護、遮熱などに触れていますが、塗膜の種類や保証内容は製品・仕様によって異なります。
補足すると、スーパーガルテクトのすべてがフッ素塗装というわけではありません。また、動画で語られる耐用年数は、どの立地でも同じ期間使えるという保証ではありません。
補足:沿岸部で使えるかと、保証されるかを確認
アイジー工業の保証条件では、海岸線からの距離や塩害地域などの除外条件が設けられています。スマートメタルの保証資料にも、海岸線から500m未満や海塩粒子が飛散する場所などの条件があります。
『塩害に強い』という紹介だけで採用を決めず、建物の所在地と仕様を伝えて、使用可否・保証対象・手入れ方法をメーカー資料で確認してください。
出典:マックスリフォームチャンネル「屋根の塩害対処法とオススメの屋根材を解説!」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。