瓦屋根の漆喰が傷んだとき、コーキングで埋めるだけでよいのかを解説する動画です。短時間の応急処置と、棟や下地を直す補修を区別して考えます。
応急処置として、作業を小さくできる場合がある
動画では既存の漆喰を大きく撤去せずに施工できる場合があり、工期や費用を抑えやすい点を挙げています。原因箇所に適切に施工すれば、一時的に雨の侵入を抑えられる場合もあります。
ただし、原因が別にあれば効果はありません。見えるひび割れだけを水の入口と決めつけず、まず状態を調べることが必要です。
コーキングで覆っても、下地や棟は直らない
表面の隙間をふさいでも、内部の葺き土や下地の崩れ、棟のずれ、固定不足が回復するわけではありません。動画では根本的な補修との違いを強調しています。
割れた漆喰の上から重ねる場合も、接着する下地が弱ければ剥がれることがあります。見た目を整えることと、屋根を安定させることを分けて考えましょう。
水の出口をふさがない納まりが重要
動画では通気や湿気への懸念にも触れています。補足すると、施工しただけで必ず室内にカビが発生するという意味ではなく、屋根の排水や通気を妨げない施工が必要という点が重要です。
瓦の隙間を無差別に埋めると、水が抜けにくくなる場合があります。使う箇所と必要な隙間を確認します。
耐久性は材料だけでなく、施工条件による
コーキングの劣化により、ひび割れや剥離が起きる可能性を説明しています。ただし、すべてのシーリング材が同じ耐久性というわけではありません。
また、コーキングを使っただけで建物全体の耐震性が下がると一律に判断はできません。瓦や棟の固定方法、下地、排水を含めた施工の適否を確認する必要があります。
漆喰補修や棟の積み直しを検討
動画では、長期的な対応として漆喰や南蛮漆喰を使った適切な補修を勧めています。傷みが表面だけか、棟の内部まで進んでいるかによって工事範囲は変わります。
定期的に点検し、表面の詰め直しでよいのか、棟を積み直す必要があるのかを説明してもらいましょう。
応急処置のあとの計画まで確認する
動画では、コーキングを傷口の絆創膏にたとえ、応急処置と根本的な解決を区別してほしいと話しています。
見積もりでは、今回の工事で直せること、残る傷み、今後の点検や補修を確認してください。高所の確認は業者へ依頼し、ご自身で屋根に上がることは避けましょう。
出典:マックスリフォームチャンネル「瓦屋根の漆喰部分にコーキングって使っていい?正しい瓦屋根補修の方法」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。