瓦屋根では、表面が整って見えても、固定部や棟の内部に傷みが隠れている場合があります。この動画では、棟の固定、漆喰、歪み、瓦のずれを点検し、落下や雨漏りの被害を防ぐ考え方を紹介しています。
棟は屋根の頂部を納める重要な部分
棟は、屋根面が合わさる高い位置にある部分です。動画では、台風や地震で棟が崩れたり部材が落ちたりすると、建物だけでなく周囲にも被害が及ぶ可能性を説明しています。
雨漏りの有無だけで安心せず、棟の形や固定の状態を確認することが大切です。地上から気になる歪みを見つけても、自分で近づいて確かめる必要はありません。
固定する線や金物の状態を確認する
動画では、銅線などで固定された古い棟を例に、固定部が傷んでいても離れた場所からは分かりにくいことを説明しています。表面の色だけで強度を断定するのではなく、実際の固定状態を調べます。
屋根の年代や工法によって使われる材料は異なります。点検では、どの方法で固定され、緩みや破損があるかを確認してもらいましょう。
漆喰の剥がれと内部の状態を分けて見る
棟の下に見える漆喰にひび割れや剥がれがある場合、内部への雨の影響を確認する必要があります。動画では、表面の傷みが棟の状態に関係することを紹介しています。
ただし、漆喰だけが棟を支えているわけではありません。内部の土や下地、固定金物などを含め、表面補修でよいのか、棟を組み直す必要があるのかを判断します。
横方向や上下方向の歪みを調べる
動画では、棟が蛇行しているように見える場合や、高さが不ぞろいになっている場合を挙げています。古い土葺きの屋根では、下地の状態が形に影響することがあります。
歪みの原因を確認せずに表面だけを整えても、問題が残る可能性があります。棟全体と周囲の瓦を調べ、必要な工事の範囲を説明してもらいましょう。
瓦の固定方法は年代や工法で異なる
動画では、古い工法で外周の瓦を中心に固定していた例を紹介しています。すべての瓦屋根が同じ固定方法という意味ではなく、現在の屋根とは構成が異なる場合があります。
見た目では瓦が定位置にあっても、固定力が落ちていることがあります。画像で分かる範囲と現地で確認が必要な範囲を分け、安全に点検してもらうことが重要です。
写真だけでは分からない点を説明してもらう
動画では、ドローンなどで外観を見ても、細かな緩みまで分からないことがあると説明しています。画像調査は役立ちますが、それだけですべてを確認できるわけではありません。
点検結果には、確認できたことと未確認のことを分けて説明してもらいましょう。台風や地震の後だけでなく、普段の点検で状態を知っておくことが、修理計画と被害予防につながります。
出典:マックスリフォームチャンネル「瓦屋根被害の予防のポイントについて」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。