耐震リフォームでは、屋根だけを見ればよいわけではありません。動画では壁の補強、基礎の補強、屋根の軽量化という3つの方向から、建物の現状を知ることの大切さを紹介しています。
壁の強さと配置を確認する
筋かいや耐力壁を設け、地震時の力に対応する方法を動画では紹介しています。壁を増やす場合も、量だけでなく建物内での配置や接合部を含めて考える必要があります。
間取りを変更するリフォームでは、既存の壁がどんな役割を持つかを確認します。見た目だけで壁を撤去したり、一部分だけを補強したりせず、専門家の診断と計画に沿って進めることが重要です。
基礎と建物のつながりを調べる
動画では、基礎の補強やアンカーボルトなどによる対応を例として挙げています。建物を支える部分に問題があれば、上の壁や屋根だけを直しても十分とは限りません。
ひび割れなどが見つかっても、それだけで危険度や工法を自己判断せず、状態を調べてもらいます。どの部分にどのような補強が必要かを具体的に説明してもらいましょう。
屋根の軽量化は、全体の負担を減らす選択肢
重い屋根を軽量な材料へ交換することで、地震時に建物へかかる負担を減らす考え方を紹介しています。動画では瓦屋根100㎡で約5トンという例を挙げていますが、瓦の種類や葺き方などで重量は異なります。
軽量な屋根材へ変える際も、実際の屋根構成と重量を確認します。軽くするだけで耐震性が十分になるという保証ではなく、壁や基礎を含めた診断の中で必要性を判断します。
築年数や気になる症状を、診断のきっかけにする
動画では築40年以上の住宅や、ひび割れがある家などに注意を向けるよう呼びかけています。ただし、築年数だけで安全・危険を決めることはできません。建てられた時期、構造、改修履歴、現在の劣化を確認します。
まず現状を知ることが、工事を検討する最初の段階です。一般的な相談と、正式な耐震診断の内容・費用の違いも確認して依頼してください。
補助を使う場合は、工事前に制度を確認する
動画では自治体の補助制度を利用できる場合にも触れています。吹田市の制度には対象となる建物や工事などの条件があるため、どの住宅でも使えるわけではありません。
診断、設計、改修の順序と申請時期を、市や専門家に確認しましょう。補助の有無だけで工事を決めず、診断に基づいて必要な対策と予算を整理することが大切です。
出典:マックスリフォームチャンネル「あなたの家、大丈夫?耐震リフォームのプロが徹底解説!」。動画の解説をもとに、読みやすい文章に整理しています。